東海大学 医学教育学 › 医学教育FD基礎講座
令和4年度改訂版

モデル・コア・カリキュラム

全国の医学部が卒業までに保証すべき学修目標の国家標準です。10の資質・能力の下に595個の学修目標が階層化され、疾患や症候は別表で定義されています。 設計編第2回で学んだとおり、科目のアウトカムはここから逆算するのが出発点——まず全体像を眺め、次にご自身の領域のページで「自分の領域が担う部分」をご確認ください。

領域対応はドラフトです。47領域とコアカリの対応づけは医学教育学領域による提案であり、教育委員会・各領域責任者の確認を経て確定します。「要確認」の記載がある箇所はご意見をお寄せください。

10の資質・能力から見る(全体ビュー)

PR プロフェッショナリズム 15目標

人の命に深く関わり健康を守るという医師の職責を十分に自覚し、多様性・人間性を尊重し、利他的な態度で診療にあたりながら、医師としての道を究めていく。

GE 総合的に患者・生活者をみる姿勢 75目標

患者の抱える問題を臓器横断的に捉えた上で、心理社会的背景も踏まえ、ニーズに応じて柔軟に自身の専門領域にとどまらずに診療を行い、個人と社会のウェルビーイングを実現する。

LL 生涯にわたって共に学ぶ姿勢 7目標

安全で質の高い医療を実践するために絶えず省察し、他の医師・医療者と共に研鑽しながら、生涯にわたって自律的に学び続け、積極的に教育に携わっていく。

RE 科学的探究 18目標

医学・医療の発展のための医学研究の重要性を理解し、科学的思考を身に付けながら、学術・研究活動に関与して医学を創造する。

PS 専門知識に基づいた問題解決能力 274目標

医学及び関連する学問分野の知識を身に付け、根拠に基づいた医療を基盤に、経験も踏まえながら、患者の抱える問題を解決する。

IT 情報・科学技術を活かす能力 13目標

発展し続ける情報化社会を理解し、人工知能等の情報・科学技術を活用しながら、医学研究・医療を実践する。

CS 患者ケアのための診療技能 102目標

患者の苦痛や不安感に配慮し、確実で信頼される診療技能を磨き、医療の質と患者安全を踏まえた診療を実践する。

CM コミュニケーション能力 20目標

患者及び患者に関わる人たちと、相手の状況を考慮した上で良好な関係性を築き、患者の意思決定を支援して、安全で質の高い医療を実践する。

IP 多職種連携能力 11目標

医療・保健・福祉・介護など患者・家族に関わる全ての人々の役割を理解し、お互いに良好な関係を築きながら、患者・家族・地域の課題を共有し、関わる人々と協働することができる。

SO 社会における医療の役割の理解 60目標

医療は社会の一部であるという認識を持ち、経済的な観点・地域性の視点・国際的な視野なども持ちながら、公正な医療を提供し、健康の代弁者として公衆衛生の向上に努める。

自分の領域から見る(47領域)

本学の出口目標とあわせて読む —— コアカリは全国共通の標準、医学科の6つのコンピテンス(46細目)は東海大学の卒業時コンピテンシーです。科目設計ではこの二本柱から逆算します。

原典(文部科学省・全293頁)
📄 医学教育モデル・コア・カリキュラム 令和4年度改訂版(PDF)
使い方を学ぶ
📖 設計2「アウトカム基盤型教育と逆向き設計」